concept-2015-h10vc本日、この11月7,8日に開催する計画のHardening 10 ValueChainの競技参加者募集を開始いたします。

募集にあたって

沖縄は、国内のどこからでも利便性の高いハブ拠点であり、恐らく皆様の予想よりもはるかに安価に訪れることができます。また、魅力的なネットワークとさまざまな文化が交わるところです。これまで東京開催に参加された全国のエンジニアの方々にも、もちろん、ここ沖縄で活躍しておられるエンジニアの皆さんにとっても、またとないコラボレーションへの参加機会となることでしょう。沖縄県内はもちろんのこと、全国でサービス構築・運用をがんばっておられる実務に直接・間接に携わっておられる方々の積極的なご応募を期待したいと思います。

応募単位とチーム編成

今回は、国内外からのすべての参加希望者は、1, 2, 3名 の単位でお申し込みになれます。
全く新しい試みですが、競技におけるチーム編成は10名とします。これにより、すべてのチームは「やることが多すぎて手がでなかった」ということは激減し、むしろ「チームワークで乗り越えられた!」という経験ができる可能性が飛躍的に向上することでしょう。
すべての参加者は、チームのバリューを最大化するために必要となる、いろいろな技術・ビジネススキルを持つメンバーから成る、他の申込者との混成のチームで競技に取り組むことになります。
このコラボレーション・チーム対抗で、それぞれに託された問題のある脆弱なウェブサイト(Eコマースサイト)を、決められた比較的短い時間であらゆる手だてを尽くして堅牢化し、売り上げが最大化するよう調整していきます。
競技を通して、次々と発生する攻撃や不具合に対応する技術施策、助けになる製品・サービスの調達、脆弱性対応、リソース管理、コミュニケーション、記録などバランスよくこなすことの総合力、いろいろなやり方があることなどが浮き彫りになることでしょう。
それぞれの成果は定量的にスコアリングされ、評価の根拠となります。

2015年11月7日Hardening Dayは、参加者は午前9時30分、沖縄県宜野湾市 沖縄コンベンションセンター内のHardening 10 ValueChain会場にお越しいただきます。顔合わせなどは前日に行うこともできるでしょう。短いブリーフィングの後、10時より堅牢化競技に入ります。今回は少なくとも8時間を予定しています。ネットワーキングパーティなど、この二日間には懇親を深めるさまざまな機会があることでしょう。

翌日Softening Dayでは夕方まで、健闘を振り返り、学びを深めます。同会場において、主催者(攻撃チーム)からの競技環境の解説、参加全チームによる振り返りプレゼンを行い、重要なサービスを担うウェブサイト運営において不可欠なノウハウを数多く学ぶことができます。

新たなコラボレーションを、どうぞご期待ください。

開催概要

  • 日時:Hardening Day 2015/11/7 9:30集合 〜 Softening Day 2015/11/8 16:30ごろ解散
  • 場所:沖縄県宜野湾市 沖縄コンベンションセンター (Hardening Day, Softening Dayは同様)
  • 主催:WASForum Hardening Project
  • 共催:内閣府 沖縄総合事務局
  • 参加対象者:産・官・学問わず、チームマネジメント、脆弱性対応、ソフトウェア開発、品質管理、コミュニケーション対応、調達管理、システム運用、セキュリティインシデント対応、ウェブ構築、顧客対応などの実務経験者、関連する役割を志す方々
  • 競技参加費用:無料(*1)
  • twitter @WASForum ハッシュタグ:  #h・v あるいは #h10v

*1 昼食ならびに懇親会の費用(合計5000円程度予定)ご負担いただきます。

応募条件

過去の参加経験に関わらず、どなたでも、お申し込みになれます。ただし、初めて参加される方々が比較的優先されることがあります。参加者は以下の条件を満たしていなければなりません。お申し込みになるということは、この条件を全面的に承諾しているということになります。

  1. 匿名希望の方の参加はできません。基本的に、参加者が所属する会社名は特に許可をいただかない限り、公開しません。業種などを社名や個人を特定しない方法で示すことはあります。
  2. 参加者は完全に自費で参加できること。参加者は、実際的な範囲で健康であり、特別な支援がなくても自力で2日間の競技やそれにまつわる全行程に参加することができること。
  3. 参加者の人種、出身国を問いません。競技関連の情報は日本語あるいは英語で提供されます。
  4. Hardening Day、Softening day両方に参加し、ふりかえりのプレゼンテーションの実施に貢献できること。
  5. システム構成や技術情報など、Confidential/内密扱いとして開示されるものについて内密を保つこと。
  6. 18歳未満の参加者については、保護者との連絡の上、同意書など必要な書類を提出できること。
  7. イベントのルールや、提出物の〆切日時などの取り決めを守ること。
  8. このイベントの様子は、報道、インターネット中継、写真の公開により予告なく公開されることがあることを承諾すること。
  9. 競技に使用する自分用のパソコンやソフトウェアなどを自分で準備できること。

付加情報

本イベントご参加で、(ISC)2認定資格保持者様のCPEクレジット(16ポイント)が取得可能です。

応募方法

以下の内容をメールにて、To: hardening at wasforum.jp まで、Subjectに「#h・v参加応募:お名前(代表者)」としてお送りください。応募のために記載した事柄の中で、非公開な内容を含むのであればその項目タイトルに<非公開>と明示してください。

  • 申込単位(いずれか):・ティーチ枠(1名)・ターチ枠(2名一組)・ミーチ枠(3名一組)
  • 代表者名
  • 申込単位の紹介。この競技への参加動機や、自分たちの競技参加によってこの競技会にどのような貢献ができるのか、またどんな成果を期待しているかを含めてください。
  • また以下の項目は、申込者全員について、以下のそれぞれ記載してください。
    • 氏名(実名)
    • 過去の参加経験:(どの回か記載してください。なおmini Hardeningの場合も記載してください)
    • ニックネーム
    • 連絡可能な電話番号
    • twitterアカウント(あると有利です)・facebookアカウントのURL
    • メールアドレス(メイン)
    • メールアドレス(休日や競技期間中にも閲覧可能なもの)
    • 所属団体
    • 個人の自己紹介(200文字程度以内)
    • 所有のスキル(以下から最大5つ程度選択):ベンダー選定、受発注、ソフトウェア開発、セキュア開発、アジャイル、脆弱性診断、システム運用、インフラ構築・運用、広報、レピュテーション対応、データベース、ネットワーク、インシデントレスポンス、(社長)秘書、マルウェア解析、人事(HR)、サーバチューニング、総務、ロジ、グラフィックデザイン、プロジェクトマネジメント

応募〆切と参加承認

今回は、技術によるソリューションにかかわるあらゆる側面の方の貢献が期待されています。また、どんな人でもこの競技から学べることは多いので、技術エキスパートでないと思われる方でも、遠慮なくご応募ください。

応募〆切は、2段階、定員は合計60名に設定しています。できるだけ早めにお申し込みください。

Early Birds

  • 〆切:8月31日 17:00
  • 参加承認条件:応募内容が完全である限り、参加審査を行いポジティブに評価し承認します。合否・保留は、9月3日までにご連絡します。(※ 多数のご応募の場合、参加経験(miniを除く)のある申込者の承認をBirdsの締め切りまで保留することがあります。)

Birds

  • 〆切:9月25日 22:00
  • 参加承認条件:厳正な審査を行い、9月30日までに結果をご返信します。
  • 特記事項:審査結果のご連絡までは、参加が決定になりません。

これにより、10月以降、チームでの作戦会議が可能になることでしょう。これは、ValueChainを意識した戦い方に大きく貢献するものと期待しています。

それでは、楽しみにしております。
WASForum Hardening Project 実行委員会