Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「個人情報保護は会社の信頼性に関わる」78.8% - リクルートスタッフィング調査

リクルートスタッフィングは、派遣社員を活用する中小企業の経営者を対象に「個人情報保護法と派遣社員採用の意識調査」を実施、結果を公表した。1月29日から1月31日までにインターネット上で実施し、有効回答数は368だった。

調査によれば、4月の個人情報保護法の施行において「不安を感じている」との回答が62.2%だったという。不安の理由としては、「個人情報保護法の具体的な内容を知らない(51.1%)」や「具体的な社内対策が出来ていない(48.5%)」など準備不足が上位を占めた。

個人情報のイメージとして「会社の信頼性に関わる」との回答が78.8%の認識が高い一方で、知識不足から「現在、派遣社員に対して個人情報保護法に関する教育をしていない、もしくは、これから行う予定がない」との回答も61.1%に上る。

派遣社員を活用している中小企業の経営者の中で「派遣社員の活用上、個人情報保護法の対策に不安を感じる」は72.3%に達している。「個人情報保護法に違反する行為の定義」「個人情報データベースの管理対策」「個人情報の定義」「派遣社員・アルバイトを含めた全従業員への教育法」など、具体的な対応策を知りたいという声が多かった。

(Security NEXT - 2005/02/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

小学校児童の個人情報含むデータを保護者に誤送信 - 名古屋市
フィッシング攻撃で日本赤十字社のメアドになりすまし
給付金支給対象者名簿を誤送信、第三者が関連施設内で共有 - 軽井沢町
サイバー攻撃を確認、詳細を調査 - ゴルフダイジェスト・オンライン
「Apache Tomcat」に脆弱性、2月の更新で修正済み - 「同8.5」系統は3月末にEOL
Palo Altoの「PAN-OS」や「GlobalProtect App」に脆弱性
バックアップ製品「Arcserve UDP」に脆弱性 - 影響大きくPoCも公開
ファイル転送製品「FileCatalyst」に深刻な脆弱性 - 2023年8月の更新で修正
SonicWallの「SonicOS」やメールセキュリティ製品に脆弱性
ビデオ会議サービス「Zoom Rooms」に複数の脆弱性