SSTPパケットの受信処理における脆弱性

PPPアクセスコンセントレータ(PPPAC)機能のSSTP受信処理に脆弱性があり、攻撃者からサービス運用妨害(DoS)を受ける可能性がある

報告日

2015/02/27

SEILシリーズへの影響

以下のバージョンにおいて影響を受けます。

機種 バージョン
SEIL/x86 Fuji 1.00 ~ 3.30
SEIL/X1 3.50 ~ 4.70
SEIL/X2 3.50 ~ 4.70
SEIL/B1 3.50 ~ 4.70

SEILシリーズへの影響内容

特定の不正なSSTPパケットにより、PPPAC機能を提供するプログラム(npppd)の処理がループする脆弱性があります。

本脆弱性が悪用された場合、悪意を持った第三者により、本機のCPUリソースを大量に消費させられたり、PPPAC機能を停止させられる可能性があります。

本脆弱性は、SSTPサーバ(pppac protocol sstp)を設定している場合に限り、該当します。

SEILシリーズにおける対応

本脆弱性を修正したファームウェアをリリースしました。

下記のバージョン以降への早急な変更を推奨します。

機種 バージョン
SEIL/x86 Fuji 3.31
SEIL/X1 4.71
SEIL/X2 4.71
SEIL/B1 4.71

設定による回避

なし

関連情報

  1. Japan Vulnerability Notes JVN#63949115

© Internet Initiative Japan Inc.