公開日:2016/10/26 最終更新日:2016/10/26
JVN#76780067
7-Zip for Windows のインストーラにおける任意の DLL 読み込みに関する脆弱性
7-Zip for Windows のインストーラには、任意の DLL 読み込みに関する脆弱性が存在します。
- 7-Zip for Windows 16.02 およびそれ以前
7-Zip for Windows は、オープンソースの圧縮・展開ソフトウェアです。7-Zip for Windows のインストーラには、DLL を読み込む際の検索パスに問題があり、意図しない DLL を読み込んでしまう脆弱性が存在します。
インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
最新のインストーラを使用する
開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用してください。
開発者によると、本脆弱性は 7-Zip for Windows 16.03 で修正済とのことです。
ベンダ | リンク |
Igor Pavlov | 7-Zip |
7-Zip 16.03 | |
HISTORY of the 7-Zip -- 16.03 (2016-09-28) |
CVSS v3
CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値:
7.8
CVSS v2
AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P
基本値:
6.8
分析結果のコメント
ユーザのシステムを攻撃する目的で作成された DLL ファイルを、攻撃者の意図する場所にユーザが自ら配置することを想定しています。
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 吉川孝志 氏
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2016-7804 |
JVN iPedia |
JVNDB-2016-000211 |