Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人情報含む業務情報4万1289件がWinny流出 - NTT東

NTT東日本の業務情報約4万1000件が、Winnyネットワーク上へ流出したことがわかった。

同社東京支店の元従業員が無断で持ち出し、自宅パソコンに保存していた業務情報が、ウイルス感染をきっかけにファイル交換ソフト「Winny」を通じてインターネット上へ流出したもの。9月4日にデータの流出を確認し、9月13日に顧客情報を含んでいることがわかったという。

流出したのは、個人や法人の顧客情報3万1096件で、氏名や法人名、住所、電話番号のほか、口座番号も4件が含まれていた。さらに、氏名や所属、電話番号、メールアドレスなど、同社やグループ会社の従業員情報1万193件も流出している。

同社では、関連する顧客に対して事情を説明し、謝罪するという。同社では、持ち出しの禁止や認証の導入、社内教育など、対策を進めてきたが対策が不足していたとして、漏洩対策ソフトの導入やファイル交換ソフトの禁止、退職者への対応など、徹底など再発防止策を進めるとしている。

(Security NEXT - 2007/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

検索用目録と誤って個人情報含むファイルを誤公開 - 新潟県
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
従業員が退職時に顧客情報を持出、転職先で使用 - プルデンシャル生命
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
先週注目された記事(2024年4月7日〜2024年4月13日)
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開