shonet.conf_

Interop Tokyoの会場に構築される大規模ネットワーク『ShowNet』
そのすべてのセクションを網羅して詳細解説する
オンデマンドセッション

※shownet.conf_ 2022年の開催は終了しました。多数のご参加ありがとうございました。

shownet.confとは

このshownet.confは、2022年6月のInterop Tokyo 2022の会場内に構築された大規模ネットワーク「ShowNet」について、結果を踏まえた詳細な内容を皆さまと共有することを目的としています。

ShowNetとは、毎年6月に幕張メッセで開催されるICT技術の展示会「Interop Tokyo」において様々な企業からご提供いただいた最新鋭のネットワーク機器・サービスを利用して、近未来のネットワークを構築・運用する世界最大のライブデモンストレーションネットワークのことです。

このShowNetでは、近未来のネットワークで解決すべき課題を設定し、ネットワークを設計しています。
このshownet.conf_では、今年のShowNetで取り組んだ様々なテーマについて取り上げます。それぞれの技術背景、設計、運用結果、今後の展望などについて、各担当のNOCチームメンバが深くお話しします。さらに、ShowNetが構築されるまでの過程と、構築・運用に関わるShowNet独自の工夫やテクニック、ShowNetの構成の歴史などについても紹介します。Interop Tokyoの会場だけではお伝えしきれなかった沢山の情報をお伝えします。

2017年以来shownet.confを開催してきましたが、これまでの会場を使ったカンファレンス形式やライブ配信形式では、1日開催で最大5セッション程度の開催が限界でした。もっと伝えたい、もっと見ていただきたい、という気持ちを込めて、今回はオンデマンドセッション方式を採用しました。これによってShowNetのすべての分野の取り組みを網羅した全16セッションで開催することが可能になりました。

これまでにないボリュームで開催する「shownet.conf」。ぜひすべてのセッションをご覧いただき、ShowNetの知見を皆様の次期サービス設計・構築や今後の技術選定などに活かしていただけると幸いです。

ShowNet NOCチーム一同

開催概要

開催形態
オンライン開催(オンデマンド視聴のみ)
公開期間
2022年9月2日から2022年12月23日17:00まで視聴可能
申し込み
受付期間
2022年11月30日(水)17時までにお申し込みください。
視聴費用
一般 15,000 学生 7,500
  • ※学生料金での視聴には学生割引コードのお申し込みが必要です。
  • ※学生割引コードのお申し込みはこちら
  • ※表示は消費税込みの金額です。
お問い合わせ先
Interop Tokyo 運営事務局ShowNet担当 shownet-info@f2ff.jp

<注意事項>

  • ・視聴申し込みの完了後は、いかなる理由においてもキャンセル・返金はできかねますのでご注意ください。
  • ・学生の方はこちらから「学生割引コード」の申し込みをしてからお申込みください。
  • ・学生の方で、いったん一般登録を完了された場合に、あとから割引コードを入手されても割引は適用されませんのでご注意ください。
お申込み済みの方の視聴はこちらから

※視聴登録受付は終了しました。登録済みの方は12月23日17時まで引き続きご視聴いただけます。

プログラム

SC01

Interop Tokyo 2022 ShowNet コンセプト
~前提を超えろ!~

このセッションでは、このShowNet 2022の全体コンセプトと、ShowNetの全体像について解説します。最後にはPRについて大発表がございます。お楽しみに!!
この数年間で、コロナ禍や社会情勢の変化により、私たちの生活環境の前提が変わりました。
この大きな変化の波の中で、当然インターネットを含むネットワークとデジタル技術が社会に果たすべき役割も大きく変わっています。ネットワーク設計における前提、ネットワークの使い方の前提、セキュリティの前提、データセンターの前提、ネットワーク運用の前提、デジタル技術の前提・・・など、ありとあらゆる「前提」が変わりつつある、あるいはすでに変わっています。2022年のShowNetでは、こういったネットワークにこれまで求められてきた様々な前提を超え、さらに先を見据えるために様々なチャレンジを行います。400Gbpsを超えるような超広帯域技術の採用、オペレータが現地にいなくても運用が可能になるようなセキュリティや環境の採用、新たな利用が広がっている映像や音声といったアプリケーション側からのアプローチ、5G/ローカル5Gのあり方の模索など、少し先の世の中に求められるような「最適で、柔軟で、かつ安全に利用できるネットワーク」を目指して構築しました。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー ジェネラリスト

渡邊 貴之(ジュニパーネットワークス)

SC02

身近になってきた新世代のファシリティ

ShowNet 2022のファシリティでは3つのテーマに沿って挑戦してきました。1つ目は複数のDCIMソリューションを活用してセンサーで取得した値の可視化やラックにマウントされている機器の情報管理をしました。2つ目は様々なケーブルマテリアルを利用してラック内の配線を行い、配線密度の効率化等を図りました。3つ目はデータセンターインフラに欠かせないソリューションをShowNet内でも利用してきました。これらのファシリティソリューションの活用事例について解説します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

山﨑 俊彦(アルテリア・ネットワークス)

SC03

IPバックボーンと融合した大容量光伝送技術

ShowNet 2022のShowNetバックボーンはIP装置のみではなく、光伝送装置も融合させることにより、ShowNet内の光ファイバのケーブルの省力化と、レイヤ毎のネットワークのトポロジの分離、ShowNetバックボーン内の1ファイバにおける送受信するデータの大容量化を行いました。これらの取り組みを行ったShowNetの伝送網について解説します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

加藤 良輔(ブロードバンドタワー)

SC04

大容量かつ多彩なデモを支えるShowNet 2022のExternal

ShowNetでは、インターネットを始めとした対外接続部を"External"と呼んでいます。1Tbpsを超える今年のExtrernal回線と、それらを最大限に活用し、多彩なデモンストレーションを支えるために高度化した回線の収容設計について解説します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

榎本 淳志(インターネットマルチフィード)

SC05

SRv6によるSingle-Stack Multi-Serviceバックボーン

ShowNetでは来場者や出展者に対してサービスを提供すると同時に、マルチベンダ環境でのネットワーク機器の相互接続検証も行なっています。今年のShowNetバックボーンではSegment Routing技術の一つであるSRv6をバックボーン全体に採用し、アンダーレイにはIPv6アドレスのみを用いたSRv6 Single Stackバックボーンの設計、構築および運用を行いました。また、そのバックボーン上でVPNやトラフィックエンジニアリング等のSRv6機能を用いてユーザやデモの収容を行いました。本発表ではそのバックボーンについて解説します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

廣瀬 真人(NTTコミュニケーションズ)

SC06

計測・可視化・適応のサイクルで進化するWi-Fiネットワーク

ShowNetでは「触れるShowNet」としてInterop Tokyo会場でのFree Wi-Fiサービスを提供しています。今年はWi-Fi6といった最新規格を活用するのみならず、Wi-Fi運用を高い抽象度でサポートする各種ソリューションを活用しWi-Fiサービスの提供を行いました。本セッションでは、これらの取り組みとShowNet Wi-Fiにおけるベストプラクティスを紹介します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

金子 直矢(トヨタ自動車)

ShowNet NOCチームメンバー

宮 太地(東京工業大学)

SC07

ShowNet 2022におけるローカル5Gの取り組み

本発表では,ShowNet 2022で実施したローカル5Gに関する実験について,会場に構築した各ローカル5Gシステムの概要と特徴をお伝えします.ShowNetでは,現地に合計7つのローカル5Gシステムを構築し,様々なデモンストレーションを行いました.4つのシステムについては,電波を遮蔽するシールドテント/電波暗箱の中に基地局と端末を設置し,実際に電波を発射した状態で各種デモンストレーションを実施しました.一部ではコアとRANの相互接続実験も行いました.

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

岡田 和也(トヨタ自動車)

SC08

多様化し続けるアプリケーションを支えるセキュアな分散データセンター

ShowNet では、セキュリティやモニタリング、ファシリティなどの仮想アプライアンスを動作させるインフラ基盤を構築し、その上で出展社、来場者へのネットワークサービスとして DHCP や DNS などを提供しています。本発表では、様々なサービスを安定して動かし続けるための分散ネットワーク、クラウドと連携することで柔軟な管理を可能とする IaaS 基盤とコンテナ基盤、VM ベースで管理可能な分散Firewall/IDS、そして新しい高速ストレージサービスへの取り組みについてご紹介します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

明石 邦夫(東京大学)

ShowNet NOCチームメンバー

織 学(レッドハット)

SC09

障害や災害に負けない!回復性を高めるクラウド設計

ShowNet では、幕張メッセに構築されるオンプレミス環境だけでなく、パブリック クラウドを利用した取り組みも様々実施しています。本セッションでは、クラウド基盤の障害を考慮した冗長構成や DR 対策、オンプレミス環境とパブリック クラウドを併用したハイブリッド クラウド シナリオでの利用など、今年の注力分野についてご紹介します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

宇田 周平(日本マイクロソフト)

SC10

進化するゼロトラスト実装技術が守る大規模イベントネットワーク

ShowNetでは、出展社と来場者に安定したネットワークを提供すると共に、ShowNet全体をサイバー攻撃から守る取り組みを行なっています。今年はゼロトラストアーキテクチャを実現するための製品・サービスを積極的に使い、ここ数年ShowNetが抱えているセキュリティの課題の解決に挑戦しました。
本セッションでは、ShowNetにおけるセキュリティの課題と、その課題を解決するための取り組みとして、構築と運用を支えるセキュリティ対策、およびShowNet利用者を守るためのセキュリティ対策についてご紹介します。また、Interop期間中に発生したサイバー攻撃の検出結果についてもご紹介します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

神宮 真人(情報通信研究機構)

SC11

現状分析と予兆検知を融合した監視システムの確立

ShowNetは、安定運用に至るまで段階的に通信基盤が構築されていきます。そのため、監視システムにおいても監視粒度や障害検知のレベルを変え、徐々に安定運用レベルまで引き上げていきます。また、監視運用に求められる安定したネットワークサービスを提供するためには、あらゆる側面からネットワークシステムを監視する必要があります。これら監視基盤の構築・運用を行っているのがモニタリングチームです。本セッションでは、ShowNet2022のモニタリングチームでの監視基盤の設計及び、監視運用に関してご紹介します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

岩本 裕真(ブロードバンドタワー)

SC12

ShowNetの安定稼働を支えるネットワーク品質検査

ShowNetで提供するサービスが安定して稼働できるように、テスターチームは新しい試験手法を取り入れながら様々なテストを実施しています。ShowNet 2022では、従来の試験に加えて、プロトコルエミュレーションによるバックボーン機器との接続検証、実攻撃キャンペーン疑似による継続的なセキュリティ試験、バーチャルテスターを活用した柔軟な試験環境の構築などにも取り組みました。本セッションでは、実際の試験内容と結果について考察を交えながら解説します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

西形 渉(キーサイト・テクノロジー)

SC13

これからの映像制作を支えるネットワーク基盤

ShowNetでは「前提を超える」チャレンジとして新たにMedia over IP分科会を立ち上げました。放送局などの映像制作の現場では、映像機器などのIP化が注目されています。映像制作現場で使われる非圧縮のデータは、非常に大きな帯域を必要とします。また、それらのデータはIP Multicastでデータをやりとりしています。ShowNetのMedia over IP分科会では、IP化された映像制作現場に着目し、ShowNetバックボーンを使った新たなメディア制作の可能性にネットワーク側からのアプローチを試みました。本セッションでは、ShowNetでの検証を通じて、今後のIPを使った映像制作においてどのような可能性があるのかをご紹介します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー ジェネラリスト

遠峰 隆史(情報通信研究機構)

SC14

若手エンジニアが躍動!ShowNetを支えるボランティア集団〜STMプログラムのご紹介〜

ShowNetの構築を行うボランティアチームであるSTM(ShowNet Team Member)へ2022年は39名の方にご参加いただきました。
短期間で多くの知識・経験を身につけられるプログラムですので、大規模ネットワークの構築に興味のある方や若手の育成に携わる方へ向けて、STMの概要や活動内容をご紹介します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

下公 真美(NTTコミュニケーションズ)

SC15

ShowNetのデータ管理と活用

ShowNetでは短期間で多くの人が関わってネットワークを構築しています。本セッションでは、ShowNetを構築・運用するために必要なタスクや機器情報などのデータ管理の方法や活用事例について紹介します。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

高嶋 健人

SC16

できなかったことから振り返る、ShowNetバックボーンの変遷

毎年たくさんのテクノロジーが幕張メッセで実際に「動く」ShowNetですが、その一方でうまくいかなかったこと、実際にやってみるととんでもなく大変だったもの、はたまた想像以上にすんなりいったものなど、「動く」の裏には多彩なグラデーションがあります。その年のShowNetの設計では、そんな前年の知見や反省を踏まえていることが多々あります。
本セッションでは、なかなかお話する機会の無かった「できなかったこと」にスポットを当て、その年の反省をどう翌年に繋げてきたかを、ここ10年のShowNetバックボーンにおける技術と設計の変遷、OpenFlowからSDN/NFV、Service Chainingを経てSegment Routingに至る流れとともに振り返ってみたいと思います。

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー

中村 遼(東京大学)

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